ハワイの住宅でキッチンシンクやトイレ、浴室など、水回りのトラブルが起こった場合の対処法についてご紹介します。
住宅が新築でも中古でも、キッチンやトイレ、洗面所、浴槽など水回りのトラブルは日常的に発生します。シンクやトイレの軽い詰まり程度なら自分で対処することが可能な場合もあります。
キッチンのディスポーザル(生ゴミ粉砕機)が詰まった場合
米国のキッチンにはシンクに「ガベージ・ディスポーザル(Garbage Disposal)」という生ゴミ粉砕機が備わっていることが一般的です。しかし何でも粉砕しようとすると詰まったり壊れたりするので注意しましょう。特にジャガイモなど固い野菜の皮を入れるのは詰まりの原因となります。
またディスポーザルの口は広いため、小さな食器やボトルの蓋などが落ちて破壊され、故障の原因となることもあります。詰まったような音がしたらすぐディスポーザルを止め、手袋をして中にあるものを取り除き(刃が危険なので要注意)、水を流しながらもう一度ディスポーザルをオンにしてみてください。
パイプの中が詰まっていたり全く動かないようなら、賃貸物件の場合は家主か物件を管理する不動産会社、自己所有の場合はプラマー(水道工事業者)に連絡しましょう。また、ディスポーザルが下水くさいという場合、オレンジやレモンの皮を小さく切って入れ、水を流しながらオンにすると臭いが消えフレッシュな香りになります。
ディスポーザルの詰まり・故障の原因になりそうなもの
- 果物の種
- セロリやニンジン
- お米(またはごはん)
- パスタ
- ジャガイモの皮
- タバコの吸殻
- 骨や殻(卵含む)
- コーヒー
- 植物の葉
- 脂肪、または油
シンクの水はけが悪い
キッチンシンクの水はけが悪い場合、前述のディスポーザルの中に食物ゴミなどが溜まっていたり、パイプが詰まっていたりする可能性があります。
また洗面所や浴槽の水はけが悪くなって水が流れなくなることもあり、この場合流れた髪の毛やヘドロ状のゴミが詰まっている可能性もあります。このような場合は市販の液体パイプクリーナーを流すと解決する場合も多く、まず自分で試してみるのも手です。効果がない場合は家主か物件を管理する不動産会社、自己所有住宅の場合はプラマーに連絡しましょう。
トイレが詰まって流れない
トイレが詰まり汚水が溜まった場合は誰でもパニックに陥るもの。トイレットペーパーなど軽い詰まりの場合、しばらく時間が経つと普通に流れることもあります。
汚水が上がって来たなどという場合はそれ以上流さず、「プランジャー」と呼ばれる、先にゴムの吸引カップが付いた下水掃除棒を使ってみましょう。これはトイレ修理をするプラマーも日常的に使うツールで、一家に1個あると便利です。汚水が便器の外にあふれ出てしまったという場合は、詰まりがひどい可能性もあり、また衛生上の危険もありますので、自分で処理せずプロに任せましょう。
パイプの水漏れなどが発生した場合は、自分で処理せず、すぐ家主や不動産会社、プラマーに連絡を。
水道管が破裂したら水道局へ連絡を
水道管破裂などの場合はホノルル水道局(Board of Water Supply、下記)に連絡してください。
水道管破裂などの緊急連絡先
ホノルル水道局
住所630 South Beretania St.,Honolulu, HI 96843
電話:(808)748-5000 ext.1
ウェブサイト:www.boardofwatersupply.com
【情報提供・監修】 アロハベンリー Aloha Benry
電話:(808)589-7634
ウェブサイト:www.alohabenry.com