商業不動産会社コリアーズの発表によると、オアフ島のリテール用不動産市場は2020年の第4四半期に8年で初めて下落した。レストラン、バー、ジムなどの市場は、2020年に107,586sqft(9995㎡)減少、逆に新規の開店や既存店の拡大などで86,599sqft(8045㎡)増床したが、最終的に100,000sqft(9290㎡)以上の空きスペースのある状態で終了した。
ワイキキでは2020年には64,609sqft(6000㎡)が減少。2019年の23,927sqft(2222㎡)増床から、大きな変化が見られた。
平均の1sqft当たりの単価は2020年末は4.17ドルとなり、2019年末の4.26ドルから2.1%下落した。
コリアーズは、2021年にオアフ島全体の空室率は約8%に上昇し、平均賃貸料が10%から20%低下する見込みだが、それもワクチンの普及などにより観光業が復活することによって回復すると予想している。