ハワイ州監査部による監査結果によると、ホノルル高速交通公社 (HART)が建設中の高架式鉄道建設プロジェクト予算は、工期の遅れなどにより、全長20.1マイルの現在の見積価格は92億ドルで、当初の予想である51億ドルから79.5パーセント増加する見込みであると発表された。
一般公開された情報と内部の予測と矛盾したり、プロジェクトの財務上の問題があとから発覚したりということ事態が、結果的にコストの増加や、完成の遅れなどを招いたとしている。プロジェクトが進行し、高架の建設がホノルルの中心部に向けて延伸してくるにつれ、課題は雪だるま式に膨らんでいるという。そもそものプロジェクトに対する予測や計画の甘さ、また業者への発注を急ぎ過ぎたのではないか、という意見もあり、同プロジェクトに対する納税者からの信頼の低下、疑問視する声の強まりは避けられない模様だ。