ハワイカイ沖で何時間も漂流していたスキューバダイバー5人がヨットに発見され、救助された。この5人は観光ダイブボートとはぐれ、戻れなくなっていたところ、同エリアをクルージングしていたスト―チ夫妻により発見された。
ダイバーたちは、バラバラにならないようお互いを繋ぎ留め合って、ひとかたまりの状態で漂流していた。全員の疲労が激しく、ボートの揺れがひどかったため、ダイバーたちは船に上がることが出来ず、スト―チ夫妻は沿岸警備隊に連絡を入れ、ダイバーたちのそばに居続けた。約45分後に沿岸警備隊のヘリコプターと船が到着し、5人をレスキューした。
このダイビングツアーは、カイルアに拠点を持つアーロンズダイブ・ショップによるもの。同社の船長とダイビングリーダーによる事件後の声明で、ダイビングスポットを変更する決定が土壇場で下されたが、この変更を実行する際のプロトコルが守られていなかったことを認めた。しかし、ダイビングリーダーは、水面マーカーブイを用意し、ボートから離れている間もグループをまとめるなど、安全を確保するための責任ある措置を講じたと主張した。
その一方で、ダイブボートに残っていたダイバーが、キャプテンは遭難が発生した後、沿岸警備隊に連絡を入れておらず、モニターを怠っていたと証言している。