11月9日に、マウイ島を出発した後、1ヶ月以上に渡って行方不明となっていたハナ・コバヤシさん(30歳)が無事に発見されたと家族が発表した。彼女の家族は、彼女がいつどこで発見されたかについては詳細を明らかにしなかったが、家族と連絡が取れていることを弁護士が確認した。
コバヤシさんは、ニューヨークの叔母を訪ねる予定でマウイ島からを出発し、経由地のロスアンゼルス空港で消息を断った。彼女はニューヨーク行きの乗り継ぎ便に乗っておらず、ニューヨークに到着しなかったことから、行方不明のケースとして誘拐などが疑われた。しかし、ロサンゼルス市警は調査の結果、コバヤシさんは自発的にニューヨーク行きの便に乗らず、本人の意志でメキシコ行きの飛行機に搭乗したと結論づけた。
一方で、家族はコバヤシさんが妹に送った「愛していると思った人に全財産を奪われた」というメッセージの履歴などから、移民結婚詐欺に巻き込まれた可能性があるとして、ロサンゼルス市警の対応に不満を表明し、監視カメラ画像の公開を要求するなど、全国的規模での注目を集めていた。