ハワイ最大の土地所有者であり、ハワイ文化の継承と教育を行なっている団体・カメハメハスクールズ財団が、今後数十年をかけてホノルル市街地で8000戸から10000戸の住宅を建設する構想をたてている。
カメハメハスクールズ代表者は、不動産開発関係者との会合にて、この構想を公開している。また財団はこの大規模住宅建設計画の背景として、財団の利益追求と共にホノルルの住宅不足による生活費高騰の解消を上げ、土地所有者として市民に貢献する義務を強調。
今回の大規模住宅開発には、カパラマ・カイの低家賃住宅開発、ワイパフの低家賃住宅開発、ワイアワのコミュニティ造成、モイリイリの学生用アパートの建設、カカアコ地区のコンドミニアム開発などが含まれている。
この開発計画の中で最大プロジェクトとなるのが、カパラマ・カイの低家賃住宅開発で、ホノルル・レイルの駅周辺に4000戸から5000戸の住宅開発を建設する予定となっている。また、「モイリイリゲートウェイ開発計画」と呼ばれる開発では学生用アパートの他に小売店やホテルなどが、パールシティとワイピオの間では新たなコミュニティの造成計画が、カカアコでは5ブロックにまたがるエリアで2012年に決定されたマスタープランに基づいた開発計画が進められる。