ハワイへの教育移住の実体験をインタビューするシリーズ記事Vol.2。移住前、移住後、学校選び、生活費、教育費、ビザ取得など「ハワイ 教育移住のリアル」を詳しくお聞きする。今回は、覚田ファミリーにお話を伺った。
(父50代、母50代、子ども10歳╱2019年に移住╱私立校に通学)
英語で仕事できれば マーケットは世界に広がります。
息子のためにも移住を決意しました。(覚田さん)
【ハワイ移住前】
日本語も英語も中途半端になるのを避けたかった
ウェブマーケティング会社を経営する覚田義明さんは、常々英語で仕事をする必要性を感じていた。「マーケティングの知識や技術をいくら磨いても、日本語で仕事をしていたら仕事相手は日本だけ。狭いです。もし英語で論文を書いたり仕事できたりしたら、マーケットは 50倍になります。息子には、そんな能力を付けさせたかった。」
福岡県にある、英語で授業をする小学校に通っていたが、学校の授業以外は日本語という環境では 「日本語も英語も中途半端になってしまうのでは本末転倒」と感じて、いつか海外へと考えていた。
「ただ、中学生になったら子どもも英語環境に馴染むのは困難になるだろうと思っていました。それで早いほうがいいと決断しました。」
ちょうど周囲が塾通いを始める小学3年生で、海外への教育移住を決意した。
【ハワイ移住準備】
長期滞在して3都市を視察、家族一致でハワイに決定
移住先の候補は米国に3都市あった。「サンフランシスコ、ニューヨーク、 ハワイが候補で、実際に長期滞在して住み心地を調査しました。現地の学校も視察して子どもの反応も確かめて。結果、自然の豊かさと人の優しさ、差別のないハワイの環境に家族皆が魅了されました。」
観光以外のハワイはこの時が初めてで、住居費の高さ、物価の高さなども事前滞在で調査したそうだ。
「学校は、小学校からESLがあるということで、私立校のスター・オブ・ザ・シーを知り、学校に入学書類を送りレターを書いて何度かやりとりをしました。どうしても入学したい!という熱意を示して何とか入学を認めていただきました。」
お子さんはF1ビザを取得。今年4月からハワイに滞在した。
「時間と手間は相当かかりましたが、 父親である私はアーティストビザと呼ばれるOビザをマーケティング職で取得しました。日本で長年培ったウェブマーケティングの知識と実績が役に立ちました。」
【ハワイ移住後】
意外にもハワイ通学初日から 「楽しい」との感想
「米国の英語だけの教育に馴染むまで時間がかかるだろうと見込んでいたのですが、初日の学校から帰るなり“楽しい”って。どちらかというと日本的な教育には馴染めないだろう思っていた息子なので、ハワイの伸び伸びした教育が合っていたようです。」 入学時に、校長先生と担任から教育内容のプレゼンテーションがあったのにも、驚いた。
「宿題や提出物もウェブで管理されていて、全てを共有してくれる姿勢が新鮮でした。半年たった現在も、学校には不満がありません。 今後、大学で米国本土などに移る可能性はあると思いますが、しばらくはハワイの学校教育に任せたいと思っています。」
覚田さんは9月からハワイで マーケティングセミナーを開始した。休日には家族でハワイの自然や文化を楽しむ。グローバルな教育を受ける環境としてハワイは最高の場所だと感じているそうだ。
<ハワイの学校紹介>
スター・オブ・ザ・シー
1946年創立。カハラの 住宅地にあるカトリック系の私立校。1年生から8年生まで。ESLあり。プリスクールも併設する。
4469 Malia St.
☎808-734-0208
www.starofthesea.org
スター・オブ・ザ・シー
1946年創立。カハラの 住宅地にあるカトリック系の私立校。1年生から8年生まで。ESLあり。プリスクールも併設する。
4469 Malia St.
☎808-734-0208
www.starofthesea.org
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