本田直之さんがガイドするハワイのレストランシーン。連載「シェフが食べて欲しいのはこの一皿、それに合うのはこのお酒。」今日は「レストラン・ノエ」から、おすすめの一皿と、とっておきのペアリングのお酒をご紹介します。
レバレッジコンサルティング(株)代表取締役社長兼CEO。日米のベンチャー企業への投資・育成事業を行う。著書は累計300万部。トライアスロンチームAlapa主宰。明治大学、上智大学非常勤講師。(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
南イタリア料理を提供するフォーシーズンズ・リゾート・オアフ・アット・コオリナのレストラン「NOE」の顔は、若くしてイタリアに渡りローマの2つ星「パリアッチョ」や多くの店で土地ごとのイタリアの味を10 年間かけて体得した高塚良シェフ。6年間勤めたヴェローナの2つ星「ペルペッリーニ」ではセコンドシェフを、日本では「リストランテ山崎」の5代目シェフを務め昨年5月にここ「NOE」のシェフに就任した。
骨を全て外したスズキ、とろけるほどに煮込んだラグーなど、味わうことを楽しんでもらうために丹精込めた料理がならぶ。
合わせたのは、イタリアでもトップクラスのワインメーカー、アンティノリの白と赤。
白は料理の地域色に合わせウンブリア州のワイン「チェルヴァロ・デラ・サラ」。アンティノリがブルゴーニュのモンラッシェを目指して長期熟成を可能にし、軽めが主流だったイタリア白ワインの概念を変えた逸品だ。赤はトスカーナの「ティニャネロ」。サンジョヴェーゼを使い凝縮感もエレガントさも楽しめるスーパータスカンは本田氏お気に入りの銘柄。「せっかくの美味しいイタリア料理にはイタリアワインを」と結んだ。
92-1001 Olani St. Kapolei
(フォーシーズンズ・リゾート・オアフ・アット・コオリナ)
808-679-0079
17:00~21:00(水〜日)
休み 月曜・火曜