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本日注目するのは、コオラウ山脈の麓にあるカネオヘのゲーテッドコミュニティ「ハイクプランテーション」の中の非常に特色のある一軒家。ロケーションもデザインも唯一無二の戸建住宅をご紹介します。
46-453 Hololio Street, Kaneohe HI 96744
4ベッドルーム&3バスルーム、$1,555,000
今日ご紹介する住宅があるのは、ダニエル・K・イノウエ空港から車で約20分、ワイキキから車で約30分のところにあるカネオヘのゲーテッドコミュニティ「ハイクプランテーション」の中。
峻険なコオラウ山脈の山裾が迫り出し、豊かな自然がそのまま庭に繋がっているような面白い敷地の中に建っています。2階建で室内面積は約210㎡とかなり広大な「お屋敷」と呼ぶのにふさわしい邸宅です。
一見すると仏教寺院のようにも見える日本様式で建てられている一軒家は、1970年にアメリカの建築家ハーパー・リチャーズによって設計されました。
ハーパー・リチャーズは、マサチューセッツ工科大学を卒業後、第2次世界大戦前後から1970年代までシカゴを拠点に商業建築からインテリアデザイン、インダストリアルデザイン、パッケージデザインまで幅広く活躍しました。
そんな建築家が1970年半ばにリタイアの場所として選んだのがハワイだったそうです。
大戦後の消費者のニーズに応えるために産業化や合理化の為のデザインを提供していたリチャーズですが、1970年にハワイでデザインしたこの家が合理化とは真逆のカスタムメイドの住宅だったのはとても興味深い点です。
1996年に88才でハワイで亡くなった建築家がどのような思想で、またハワイからどのような影響を受けながらこの家をデザインしたのでしょうか。家の中を見ていきましょう。
正面玄関のドア入るとたたきのような土間のようなスペースが。正面には庭を背景にした障子窓がついていて明るい光が差し込んでいます。
ドアを開けるといきなりリビングが始まる家がアメリカには多いですが、こちらのお家には日本の「玄関スペース」を彷彿とさせる、低い上がり框がついています。
玄関スペースのすぐ脇には「応接室」と呼びたくなるような大きなリビングルーム。等間隔に並ぶ柱の間に大きく開いた開口部のデザインだけ見ると、まるで平安時代の寝殿造のようです。
上の写真の右側に伸びている廊下を通った先にある離れにあるのは、マスターベッドルーム。いかにもハワイらしい勾配天井と日本らしい漆喰壁が融合していてとてもユニークです。窓の外にはラナイ(ベランダ)があり、その先はコオラウ山脈から繋がる緑の樹々。素晴らしい環境でゆっくりと休むことができます。
日本様式の住宅なので日本式のお風呂も期待したいところですが、そこはやはりアメリカの建築家。
マスターベッドルームの水回りは合理的にシャワーのみ。1970年代に建てられてここまで綺麗なバスルームであることはなさそうなので、何回かリノベーションも行われているのでしょう。 ただもう一つのバスルームには日本式ではありませんが、深めのバスタブがついています。
そしてマスターベッドルームと応接室の先には大きな屋根付きのパティオや別棟があり、家の中と外が廊下やテラスで緩やかに繋がっています。また、土地の起伏を活かして建てられている住宅なので一階部分にいるのかと思いきや実は2階部分だったりするのもユニークです。
家族の生活の拠点となるキッチンとダイニングルームは別棟の2階に。この別棟はかなりアップデートされており、より明るくモダンな印象です。
セカンドベッドルームもこの別棟にあり、
このベッドルームと先ほどの屋根付きのパティオからは、オアフ島の東海岸の海の風景を見ることができます。
他に2つのベッドルームがあり、こちらは別のバスルームや洗濯室などと一緒に階下に。階下はカーポートとも繋がっており、その横に広いストレージスペースも準備されています。
建築家の深い思想とレガシーが息づく唯一無二の住宅をハワイの別荘にしてみてはいかがでしょうか。
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※この情報は2020年10月9日現在の売り出し中物件の情報です。物件情報は常に変わる可能性があります。