「ハワイに不動産を買いたい」と思ったら、ハワイに行かないと始まらない!と思っていませんか。実はハワイ不動産を日本から購入するには、日本から出来る準備、また日本でしか出来ない準備があります。今日はこの件について、お伝えします。
ハワイ不動産を買う前の準備・チェックリスト
物件の相場観をネット検索して持っておく
上を見ればきりがないハワイ不動産。ご自身の予算や優先順位をしっかり見極め、このエリア、この広さ、このグレードなら大体このくらい、ということが分かっていれば、現地での物件探しの際にも効率的に動けます。
不動産用語、購入スケジュールについてある程度把握しておく
不動産エージェントから提示される物件について、すすめられるままに聞いているだけではなく、自分から「この点は?」「この点は?」と突っ込める買い手になりましょう。エージェントに「このお客様は勉強している・わかっている」と一目置かれる買い手として、満足いく不動産と出会っていただきたいと思います。
日本のメインバンクに外貨口座を開く、ドルを用意しておく
ハワイ不動産購入を視野に入れている方なら、円ドルレートは気になるところです。円のみで資産を持っている方の場合、外貨用の口座を開いておき、円が強い時にドルに換えておけばいつでも動けます。また、すぐにドルに換えなくても、まとまった金額の円をドルに転換する際の手続きについて、いざという時のために、ご自身のメインバンクに確認しておきましょう。
キャッシュで購入の場合、預金残高証明を英語で用意しておく
オファーを入れたい物件があった場合、例えば10日前後で残高証明を提出するなどの条件が入ることがあります。資料を英訳されたものを提出となります。ご自身のメインバンクの、英語の残高証明書作成申し込みの手続きなど、あわせて確認しておけば安心です。
ローンで購入の場合
ローン購入を考える場合、ご自身の与信でどのくらいのローンが組めるかという事前審査のレターを銀行に作ってもらうことができます。他にローンでの買い手と物件を競り合う場合、「この人はこの物件を買える」という事前ローン承認レターがあると、他の買い手よりも優位になります。
海外送金の手続きについて確認
慣れている方は別として、海外送金(ワイヤトランスファー)なんてやったこともない!という方も多いはず。特に、ハワイは金曜で営業稼働日でも、日本の土曜で銀行が休み、など19時間の時差が大きなずれになります。また、日本側から送金しても、ハワイ側で着金が確認できるのは、1日―2日の時間差が発生します。ご自身のメインバンクに、海外送金をするとなった場合の手続きについて、時差を踏まえて、余裕のある手続き・スケジュールを事前に確認しておけば安心。
ハワイに銀行口座を開くための資料を用意しておく
ハワイで不動産を持つとなると、家賃収入を受け取ったり、管理費を支払ったりなどで、ハワイでのお金の出入りが発生しますので、実際にはハワイの銀行に口座をもつ必要があります。法人としての口座開設には、別途必要な英文資料(登記簿の英訳など)がありますので、各銀行にお問合せ下さい。
ハワイでの銀行口座の開き方はこちら>
法人で購入される場合
日本法人としてでも、ハワイに外国人法人として登録する形でも購入できます。その場合、必要資料が異なります。
・取締役決議議事録(Corpotate Resolution英訳)
法人で購入する場合には、登記書類にサインする方の任意決議の議事録を英語で提出します。
・会社存続証明書(Good Standing英訳)
ハワイに登録済みの外国法人の場合、「この会社は架空の会社ではないですよ」という証明のためにDCCA(Department of Commerce and consumer Affairs=日本の法務局のような組織)発行の証明書か、日本の法律事務所に依頼をして作成してもらった会社存続証明書が必要です。
ハワイ旅行に来て、気にいった物件に出会ってしまった!となった場合、こういった準備が出来ているとスムーズです。
次はハワイ不動産の購入価格以外にかかる諸費用についてまとめました。