専門家に聞きました:ハワイでお墓を購入後、埋葬や永代管理などは 実際どうおこなわれますか?

専門家に聞きました:ハワイでお墓を購入後、埋葬や永代管理などは 実際どうおこなわれますか?

更新日 2021.03.21

【ハワイの終活編】ハワイ生活にまつわる疑問、解決します。

今日は、「世界で最も美しい霊園」と言われるバレー・オブ・ザ・テンプルズの日本人対応の終活アドバイザー 花水恵美さんに、ハワイでお墓を購入した後の埋葬や永代管理などについて聞きました。

 

【ご回答いただいた専門家】

エターナル・リゾーツ・ハワイ(国際営業部)
日本統括ディレクター 花水恵美

日本とハワイで18年以上にわたり金融機関で勤続し、ハワイではビジネスオーナーとして活躍した後、「世界で最も美しい霊園」と言われるバレー・オブ・ザ・テンプルズの日本人対応の終活アドバイザーに就任。
 

Q:ハワイでお墓を購入後、埋葬や永代管理などは 実際どうおこなわれますか?
A:埋葬には「埋葬権利書」が必須。当霊園の管理は期限なし永遠です 。

日本で終活が浸透してきたことにより、最近ではご自身のために生前にハワイにお墓を購入する方、そしてご遺族が故人が好きだったハワイにお墓を購入し埋葬される方が増えてきています。その場合によくご質問されるのが、「埋葬式(納骨式)」の段取りについてです。

 

バレー・オブ・ザ・テンプルズ(以下、当霊園)では、日本在住のご遺族などからお電話かメールで埋葬式の依頼を頂き、当霊園の担当者が必要な書類を作成し、ドキュサイン(電子署名)により簡単に書類の手続きが完了できます。埋葬希望日の2〜3週間前までにご連絡いただきます。

機内手荷物として遺骨・遺灰をお持ちになる場合には①死亡診断書または死体検案書、②日本の役所が発行する埋葬(火葬)許可書、③ハワイの霊園が発行する埋葬権利書の3つの書類が必要になります。金属製の骨壺などはX線検査で尋ねられることもあるようですので、シンプルな陶器などの骨壺をおすすめしています。またハワイでは霊園が発行する埋葬権利書の提出がないと埋葬することができませんので、お墓を購入される際には霊園に確認されることをおすすめします。

またハワイの永久管理(永代管理)霊園には2つの種類があります。1つは土地だけを管理する霊園(墓守が必要)。もう一つは土地と共にお墓も管理する霊園(墓守が不要)。ハワイでお墓を購入する際は、こちらの確認もされてください。当霊園では土地とお墓の両方の管理を行っています。メンテナンスの担当者が毎日霊園を巡り、枯れたお花やお供え物を回収し、掃除をします。年に数回プレッシャーウォッシャーできれいに掃除されるほか、芝生や造園、道路なども掃除、修繕を行ない、時間警備も行き届いています。

 

永代管理に掛かる費用はお墓の大きさや埋葬人数により異なりますが、お一人様用の火葬のお墓で100ドルからとなっています。そしてここが日本と異なるポイントですが、永代管理費は購入時の初期費用として一度お支払い頂くだけで、年間管理費などの追加費用は一切かかりません。また永代管理費はトラストファンドとして運用されているので、もし霊園を運営する会社が倒産したとしても、債権者の手が及ぶことがありません。お墓は永久に維持・管理されます。

 

日本にお墓がありハワイに実際には納骨されない方も、大好きなハワイに記念碑として永遠に残るお墓を購入し、素敵な彫刻のデザインをされて、生きた証を残す方も増えています。また当霊園内の平等院の裏手にはガーデン散骨所もあり、ネームプレートも設置できます。

他にも日本とハワイに分骨する方、半分は海に散骨し半分をお墓に納骨する方など多様な選択肢がございます。ご希望に合わせてカスタムな埋葬が可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

バレー・オブ・ザ・テンプルズ
住所:47-200KahekiliHwy,Kaneohe
電話:808-636-3175
日本からのフリーダイヤル:0120-941-621
Email:emi.hanamizu@vothi.com
https:/jp.eternalresorts.com
 
 

シリーズ「専門家に聞きました」





 

※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.42(2020/8/17発行)の記事を元に作成しています。

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