サチ・ブレーデンさんに聞く!2021年ハワイの不動産マーケットの展望(サチハワイ総合不動産会社)

更新日 2021.07.14

ハワイの日本人トップリアルターに何度も輝いたことのあるサチ・ブレーデンさん。過去30年ハワイ不動産マーケットの変遷を見てきたサチさんに2021年後半から今後のハワイ不動産の展望をお伺いした。

目次

サチ・ブレーデンさん(サチハワイ総合不動産会社創業者)
2003年に、日本人不動産エージェントとしてトップに何度も輝いたサチ・ブレーデンさんが創業。 オアフ島エージェント販売額ランキング TOP100で個人第2位を獲得、その売上額は実に$96ミリオン、日本円にして約110億円にも上る。(Hawaii Business Magazine 2018年)

アメリカ・ハワイ不動産マーケットには、いい材料も悪い材料も


サチさん:


現在のアメリカ、またハワイの経済や不動産マーケットを概観すると、いい材料も悪い材料もあると思います。

まずいい材料としては、今後も不動産ローンの低金利はしばらく続くと見られています。この低金利はアメリカ国内の不動産マーケットを大きく後押しし、バイヤーの購入意欲の高さを裏付けることになります。しばらく続くわけですので、低金利だからという理由で買い急ぐことはないと思います。


そして、重要な経済指標である失業率が、ハワイでもアメリカ全土でも大きく回復していて、パンデミックからの経済回復は順調に進んでいるように見えます。
 

それに伴い、アメリカ各地で不動産価格の上昇が顕著です。ハワイでは2021年5月に戸建て住宅の中間価格が97万8000ドル、約1億円と史上最高額を記録しました。多くの売出物件がリスティング価格よりも高く売れ、特に戸建て住宅では何件もオファーが入るような状況が続き、物件数の枯渇が顕著となっています。30年以上、不動産売買を手掛けてきた私としては「これ以上、上がるのか?」とちょっと怪訝に思えるほどですね。
 

上が戸建て、下がコンドミニアム、
2020年と2021年比の
中間価格と販売件数。
コロナからの回復が著しい。
 

サチさん:

また、このような住宅価格の高騰は良いことばかりではありません。ハワイの住民の暮らしは圧迫され、ハワイは暮らしにくい場所となりつつあります。パンデミックでの一時帰休や失業などを機に、ハワイを離れ物価の安い州に移動した人もいるため、現在ハワイのレストランやホテルなどホスピタリティ業界では質のよい従業員の雇用に大変苦戦している、という状況もあります。失業率そのものは回復していても、質は依然より下がっていて、こういったことの影響もおいおい出てくるでしょう。

 

このように、いろいろな角度から見るとモザイク模様ではありますが、全体でみるとアメリカ経済もハワイ不動産マーケットも好調な現状が下方に向かうことはしばらくは無さそうです。

サチさんの考える狙い目の不動産物件とは

購入は「ホテルコンドミニアムが狙い目」
 

サチさん:

パンデミック後は部屋数や広いスペースを求めて「戸建て住宅」へのニーズが激増しましたが、そんな中で日本人の方にとって狙い目と言えるのはワイキキのホテルコンドミニアムでしょう。

トランプホテルやリッツカールトン・ワイキキなどのワイキキ都心部のリゾートホテルコンドミニアムは比較的、売出物件数も多くあります。部屋数や広いスペースが欲しいハワイのローカル、また本土からの移住組にとっては優先順位が高くなかったためです。

戸建て物件数が枯渇し、日本人をはじめとした海外からのバイヤーがハワイ渡航が再開された暁には、コンドミニアムにニーズが集中し、争奪戦が激しくなることは明白です。いまからチェックしておいて損はないでしょう。

 
 

売却は「10年程度所有した方は売り時」

サチさん:

マーケットが動いている今、10年~15年程度所有した方は売却益が大きく取れる可能性があり、売り時と思います。5年程度だとそれほど大きく値上がりしていませんが、10年超えて所有している人は、売却を検討してみられるのもよいかもしれません。

先日締結したワイキキの高級コンドミニアム「アルーア」の売却案件での話です。
ユニットのロケーションが良く、内装にも手をかけていたこともあり、売主であるお客様はかなり強気な値付けをご希望されました。正直”高すぎるかな?”と思っていたのですが、マーケットに出してみると即座にオファーが入り、リスティング価格で売れました。

買い手はいずれもミリタリー系の方です。パンデミックなどの影響がなかったエッセンシャルワーカーの方はローン条件も良く、非常に強い購買力を持っていることを再認識しました。

このように、長期保有した不動産の利益確保タイミングとしては悪くないのではと考えます。

 

コロナで進むか?ハワイ不動産所有者の世代交代

コロナによって海外渡航が制限されたことをきっかけに、年に何度も訪れていたハワイの所有物件を手放す方や、今後は国内を基盤に過ごすライフスタイルを選ばれる世代の方もいらっしゃいます。そういった方は長期保有されていたハワイ不動産から値上がり益を得られたことでしょう。

逆にコロナによって、海外で在宅勤務を行うなど新しいライフスタイルに踏み切られる若い世代の方も増えています。今だからこそハワイという場所の価値が改めて見直され、評価されていると思います。

このようにパンデミックが不動産所有の世代交代を促進していく側面はあると思います。予測は難しいですが、まだまだ今後も動きのありそうなハワイ不動産マーケットです。

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