常夏ハワイも秋はアート系や芸術関連のイベントが増える季節。今日はなかなかハワイではロードショーにかかることのない日本映画をまとめてみるチャンスとなる映画関連のイベントを2つご紹介する。
「Japanese Film Screening」イベント
11月16日
在ホノルル日本国総領事館とハワイ大学ウエストオアフ校は、同校の International Education Week の 一環として、日本映画を上映する「Japanese Film Screening」イベントを11月16日(水)に開催する。
場所は、ハワイ大学ウエストオアフ校 D-146室で、下記2本の日本映画を同日に上映予定。入場無料、事前申し込み不要となっている。①「ポッピン Q」10:00~
世界の危機に立ち向かう少女を描くファンタジーアニメ。 「プリキュア」シリーズなどに携 わってきた宮原直樹が監督。
②「パパのお弁当は世界一」13:00~
高校3年間、娘のためにお弁当を毎日作り続けた父親と、思春期の娘との心温まるストーリー。フカツマサカズ監督。
ちなみにこのイベントは同校のInternational Education Weekの一環であり、国際交流基金の支援により開催される。日本語学習者の支援や対日理解の促進を目的に実施されるイベントとなっている。
ハワイ国際映画祭(HIFF)
11/3~13日(オアフ島)11/17~20日(ネイバーアイランド)
第42回となるハワイ国際映画祭がことしも開催。
ハリウッドのビッグボックス作品上映がほとんどのハワイで、日本、韓国、中国、台湾、フィリピン、ヨーロッパ各国、また地元ハワイで制作された映画などの作品が招聘されている。
日本映画は「Spotlight on Japan」として17本と国別カテゴリーでは最多本数となっており、毎年注目が集まる。
今年の目玉作品として「シンウルトラマン」「タング」「余命10年」「異動辞令は音楽隊」など話題作が、この映画祭限りでの上映となる。
Spotlight on Japanで上映される映画の詳細はこちら。
またクロージングナイト作品として、世界各国の映画賞を受賞常連である是枝裕和監督初の韓国製作及び朝鮮語作品「ベイビー・ブローカー」が上映される。
また、是枝裕和監督はHIFF42 ヴィジョン・イン・フィルム賞を受賞。
「シン・ウルトラマン」出演した俳優の斎藤工とともに、HIFFに招待されており、二人はオアフ島の最終日となる11月13日のコンソリデーテッドカハラシアターでの上映回に登場し、ガラパーティにも出席する予定。
パンデミック前には、劇場でのスクリーニングのみだったこの映画祭だが、パンデミックを機にオンライン視聴プログラム(11/3~27日)も始まり、パワーアップしている。
無料上映プログラムと有料チケットを購入しての上映プログラムがあり、各映画上映回数が数回ずつしかなく、上映シアターも各地のコンソリデーティッドシアター系列やビショップ・ミュージアム、ドリス・デュークシアターなど点在しているので、お目当ての映画は早めにチェックして鑑賞プランをしっかり立てておきたいところ。
ハワイでも芸術の秋、イベントを見逃さずに楽しみたい!