基礎知識 8・ハワイのコンドミニアム選び 海側VS山側?ハワイ住民のリアルな証言つき

基礎知識 8・ハワイのコンドミニアム選び 海側VS山側?ハワイ住民のリアルな証言つき

更新日 2018.09.03

ハワイのコンドミニアム購入。ハワイらしく海側にするか、夜景の綺麗な山側にするか、低層階の価格は魅力だが、高層階のリセールバリューも気になる。そんな迷える皆様のために、実際に住んでいる住民の方による、メリットデメリット、生の声をお届けします。
 

不動産エージェントによると、日本人のハワイ購入希望者の中で、「ハワイに住むなら、絶対に海の見える部屋!」と言う人はなんと8割!南国リゾートであるハワイのコンドミニアムの王道は目の前いっぱいに青い海が広がる海側のユニットを置いてほかにない。日中はいつでもエメラルドグリーンのオーシャンビューを楽しめ、また夕方には空と海を染めるゴールデンサンセットがひろがる。そして夜には海岸線に沿って煌めく西オアフまでの灯りの洪水が堪能できるワイキキやアラモアナ、ワードのユニットは特に人気が高い。また投資物件としても優れている。最新の高級コンドでは、直射日光が当たっても室内温度の上昇を抑えることができる最新テクノロジーが備わっているなど、海側イコール「暑い」というイメージを払拭した物件も多く見られる。

海側物件のメリット

資産価値が高い

フロアにある同じ間取りのユニットでも、海側の方が物件価格が高いため、不動産価値
上昇が山側より大きい可能性がある。

賃貸価格も山側より設定が高い

購入価格が山側より高額な分、貸し出すときは山側より高い賃貸収入が得られることが多く、充実した資産運用が望める。

友人に喜ばれる

やっぱり家から海が見える素晴らしさは皆に喜ばれるもの。日本からの来客や友人を招いて
ホームパーティという機会が増える人が多い。

気軽にラナイで日焼けが楽しめる

側のユニットは日没まで直射日光が当たるため、ビーチやプールに行かずしてラナイ(バルコニー)で日焼けができる。

海側物件のデメリット

光熱費がかさむ

セントラル空調システムがないコンドミニアム
では、日差しで室内温度が上昇。エアコンの使
用が増えて高額な電気料金がかかる。

家具の劣化が早い

日当たりが良く室内の奥まで日差しが入り込む
ことが多く、家具や調度品の劣化が山側ユ
ニットより速く進みがち。

販売価格が高い

物件としての需要が高いため金額的に
高額な傾向にあり、購入しやすい額の物件は
すぐ売れてしまい、マーケットに出にくい。
 

夜景が真っ暗になりがち

夜の海は通常は暗く静かなため、山側のような見事な夜景は望めない。ただし打ち上げ花火などがよく見えるという特典はある。

山側のユニット、メリットとデメリットは?

ローカル感覚により近いライフスタイル

自宅の窓に広がるビューもハワイの物件探しにおいては大きな選択ポイントのひとつ。ハワイらしい海が見えるユニットを好む日本人は多いが、ワイキキの内陸に聳える緑豊かなコオラウ山脈を一望するユニットがハワイのローカルの間では人気が高い。日中には窓に緑が広がり、虹もよくかかる。
 

夜景が美しい

日中には窓に緑が広がり、夜ともなればオレンジ色の住宅地の灯りが山腹を埋め尽くすロマンチックな夜景が楽しめる。海の見えるレジデント専用ラウンジや展望デッキを備えたコンドミニアムであれば、アメニティエリアでオーシャンビューをたっぷり満喫できるので、山も海も、ハワイの素晴らしい景色を余すことなく楽しめるライフスタイルを謳歌できます。

風通しが良く過ごしやすい

北から南に向かって流れる貿易風が吹き込むため昼夜を通して涼しく、ほぼ年間を通してエアコンを使わずに生活できる。
 

販売価格が比較的安い

海の近くに立っているコンドミニアムでは、海側より山側のユニットの方が販売価格が比較的低く設定されていることが多い。

賃貸需要が高い

長期滞在者やローカルには、一般的に海側に比べて家賃が低く設定される山側のユニットが人気。需要が高く安定した賃貸収入が得やすい。

家具の劣化が少ない

日差しが強いためハワイでは家具が劣化しや
すいが、直射日光の入らない山側のユニットでは比較的家具が長持ちする。

山側物件のデメリット

海側よりも資産価値が劣る

資産運用として購入する場合は、一般的には海側のユニットより資産価値が低いとされるため、運用方法に工夫が求められる。

日が当たらない

朝日は当たるがそれ以外の時間は日が当たらない。ただし基本的に外が眩しいため室内が暗く感じることはほとんどない。

風が強すぎることがある

季節や天候によっては山から強い風が吹き下ろし、室内にある紙類が飛ばされたり物が倒れたり雨が吹き込んだりすることがある。
 

窓から花火が見えない

毎週金曜のヒルトンの花火や、ホノルルフェスティバル、独立記念日、大晦日などワイキキビーチ側では豪華な打ち上げ花火が催されるが、窓からは見えない。

海側住人のリアルな声

中川有司さんからのコメント

海を眺めるだけで幸せになれる
【こんなところが◎】 朝から聞こえるは波の音だけ。波と戯れるサーファーたちを見ているだけで幸せになります。それまで多かった外出も控えるようになりましたね。
【こんなところは×】 古い建物ではありますが、今年、地下の共有スペースも工事を行い、とてもきれいになったので、いまはとくにありません。
(会社経営。ハワイに平均年3回。現在の住まいに5年)

中川さんのご自宅はこちらの記事で>

 

Yuko Palazzoさんからのコメント。

毎朝波の音で目覚める幸せ
【こんなところが◎】 海からはエネルギーをもらえます。朝波の音で目覚め、サンセットで1日を終える生活で価値観が変わり、生活が良い方向に向かっています。
【こんなところは×】 常に窓を開けていることが多いので、海からの風が気持ち良い一方で、ときどき砂が飛んでくるのでモップがけが必要ですね。
(ショップ経営。ハワイ在住11年半。海に面した現在のコンドミニアムに住んで5年)

山側住人のリアルな声

小川カズさんのコメント


夜景の美しさは特別です
【こんなところが◎】 180度解放の広いラナイが自慢です。眼前にはパワースポットのマノア渓谷。めちゃめちゃ癒されます。冷房不要、夜景の美しさは格別です。
【こんなところは×】 とくに不満なところはないですね。しいて言えば、今年のように寒い冬だと、風通しもよいため、部屋が寒すぎることぐらいでしょうか。
(スタイリスト。ハワイ滞在は平均年4回。現在の山側のコンドミニアムに住んで4年)

小川さんのご自宅はこちらの記事で>



 

T.I.さんからのコメント


ハワイに住むことを実感できる虹 
【こんなところが◎】 雨の日に見る虹は、やはりハワイに住んでいるな、と実感できます。風通しもよいためエアコンは1年中使うことがありません。
【こんなところは×】 日本から友人を招いたときに、ハワイらしいオーシャンビューを見せてあげられないのが残念。昼間でも室内が暗く、照明が必要なことがあります。​​​​

(会社員。ハワイ在住10年。現在の住まいに6年)



 

いかがでしたか?海側・山側、どちらにも魅力も欠点もありますね。あとはこだわりや予算との兼ね合い、そしてなりより、自分がしっくりくるか、が一番大事ではないかと思います。

続いては、もう一つ重要な要素、高層?低層?について考えてみます。
 

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