進化を続けるワイキキの「STIXアジアンフードホール」【リアルセレクト社と出店中のオーナーたちにインタビュー】

更新日 2025.10.27

本物のアジアン・フードカルチャーをワイキキから世界へ!
「STIXアジアンフードホール」の挑戦

ワイキキショッピングプラザ地下1階。DFSのすぐ隣という絶好のロケーションに、アジア各国の本格的な料理が一同に集結する「STIXアジアンフードホール」。日本からはラーメン、そば、うどん、牛かつ、そして台湾、香港、韓国、ベトナム料理までで、多彩なアジアンフードを食べ比べできる楽しさで人気を誇る。2022年のオープン以来、ランチやディナーを楽しむ観光客から、仕事終わりに軽く集まって楽しむ近隣のローカルまで幅広い層に支持されて3年目を迎える。

STIXアジアンフードホール



このフードホールを開発したのが、リアルセレクト・インターナショナルCEO兼STIXアジアCEOのフランク・クラーク氏だ。フランク氏と、今も進化を続けるこのSTIXへの出店を足掛かりにハワイでも人気店となったオーナーたちへのインタビューをご紹介する。

STIXへの出店をきっかけにアメリカで人気店に!

「梅光軒」ハワイの成功で手応え、アメリカ本土へも進出

梅光軒

北海道・旭川のラーメン店「梅光軒」は、ミシュランにも掲載される名店。2017年にハワイに進出し、2024年にはカリフォルニア州サンディエゴへの2号店出店を果たした。北海道旭川市で1969年に創業し、豚骨・鶏ガラをベースに煮干し・昆布など魚介を組み合わせたコクのあるWスープに、中細ちぢれ麺との相性が抜群。

梅光軒の井上雅之社長は「自分にとってアメリカへの進出は長年の夢でした。そのきっかけとして選んだのが、ハワイのSTIX出店でした。そしてサンディエゴ店へ2号店の出店も実現しましたが、それが出来たのもハワイでの成功と学びがあったから。すべてはハワイから始まったんです」と語る。その夢への扉を開いたのがフランク氏だった。

「もし単独出店していたら、開業するまでに資金が尽きて倒産していたかもしれない」と井上社長は振り返る。最初からワイキキ中心の一等地に1号店を出せたこと、フードホール全体でのマーケティング力でブランド認知を上げられたこと、法規制から労務問題、弁護士や会計士の紹介まで、全面的なサポートを受けたという。

井上社長は「開業費用は3倍かかるが、売上も3倍。日本では1杯1000円のラーメンが、アメリカでは3000円の価格がつけられます。投資も大きいけれど、得るものも大きいのがアメリカです。」と力強くコメントされている。

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「らーめんバリ男」”フランクと一緒じゃなければ出店できなかった”

らーめんバリ男

東京・新橋本店をはじめ都内に4店舗を展開する「らーめんバリ男」。"二郎インスパイア系"として知られ、濃厚でクリーミーなスープと極太麺が特徴だ。2017年にハワイ初進出、現在はワイキキとアラモアナセンターの2店舗を展開する。がっつりとニンニクを効かせて食べる豚骨ラーメンは、食べ応えを求めるアメリカ人にも大人気。

オーナーの岩崎誠氏は「日本なら3ヶ月で店が始められるのに、ハワイでは半年から1年半はかかる。でも今考えると、フランクと一緒じゃなかったら超えられなかったハードルがいくつもあった」と振り返る。物件探しから許認可申請、フランク氏の幅広い人脈にずいぶん助けられたとという。

岩崎氏は、スタッフの意見を取り入れながらメニューを進化させてきた。「海外で生き残るには、タフなだけでは不十分。柔軟に考え、人との繋がりを大事にすることが重要」と語る。フランク氏も「ハワイのスタッフの意見を取り入れてどんどん進化しているのが素晴らしい」と評価する。

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「心玄」ワイキキ唯一の本格そば店。”ラーメン、うどん、次はそばです!”

心玄

ワイキキで唯一の本格的なそば店「心玄」。以前はワイキキにあった同店は、一度ワイキキから車で15分ほどの郊外へ移転したが、常連さんからの「ワイキキに戻って来てほしい」というラブコールに応え、ワイキキに復活。その時に選んだのがSTIXという絶好の立地だった。

新オーナーの今井博也氏は、「北海道から直輸入の高級そば粉を用いた本格的なおそばと、素材にこだわった和食の居酒屋メニューを提供しています。シンプルなせいろや、大海老天せいろといった定番メニューから、モリンガやウベ入りのハワイらしいおそばなどオリジナルなメニューも揃えています。居酒屋使いもしやすい一品メニューもSTIXというワイキキ中心のロケーションに合わせて充実させました。」と語る。

フランク氏は「ラーメン、うどんと認知度が上がって来てに次に来るのは『そば』だと思います。もっとも日本食らしいオーセンティックさがあり、ヘルスコンシャスなライフスタイルにもピッタリ。日本旅行で本物の日本食に感動して帰国するアメリカ人が増えている今、『日本のおそば』の伸びしろは大きい」と期待を寄せる。

 

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「京都かつ田」ハワイ初の牛かつ専門店として海外初進出

京都かつ田

京都を拠点に国内外のお客さまに親しまれてきたかつ料理の名店「京都かつ田」。和牛を使った牛かつの美味しさが話題となり、外国人観光客の間でも「行列のできる名店」として知られる。そのかつ田が初の海外進出先として選んだのがハワイ。

運営を手がけるウエストマン・コーポレーションのCOOライアン・コー氏は「牛かつ専門店はハワイ初です。牛かつは、ビーフ好き、揚げ物も大好きなアメリカ人のハートに刺さるコンビネーション。これかららーめんや豚カツについで大きく成長する余地があるカテゴリーだと思います。」と語る。

2025年に開店したばかりのこちらのお店、将来的にはウエストマングループとして今後アメリカ本土への展開も視野に入れているという。

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オーナーたちのビジネスを支える、リアルセレクトの多面的なサポート

「アメリカ進出に興味はあっても、実際のハードルの高さに断念してしまう日本の飲食店は少なくありません」とフランク氏は語る。

フランク氏とリアルセレクト社が提供するのは、単なる「場所貸し」ではない。物件探しから工事業者の選定、内装・設備の施工管理、各種許認可申請のサポート、労務関係の体制整備、弁護士や会計士の紹介など、アメリカでの企業経営に必要なあらゆる面でのバックアップがある。

STIXに出店したオーナーたちのコメントにもあったように、アメリカでの独自で進出を試みれば、工事やアルコール販売の許認可の時間が想像以上にかかるなど、開業前に予想外の支出に見舞われてしまうリスクもある。だからこそ、STIXのようなフードホール形態での出店は想定の範囲内にリスクを抑えたアメリカ進出の形と言える。

「開業後も、私たちのサポートは続きます」とフランク氏。マーケティングチームからのアメリカマーケットの攻め方や、経営や店舗運営に関するアドバイスなど、ビジネスの成長を後押ししている。

ワイキキのど真ん中で、本格的なアジア各国の料理を手頃な価格で楽しめるSTIXアジアンフードホール。ランチからディナー、そして2軒目使いまで、使い勝手の良さも魅力だ。観光客の方も、ローカルの方も、ぜひ一度足を運んで、本物のアジアンフードの魅力を体験してほしい。

そこには、フランク氏とオーナーたちが情熱を注いで作り上げた世界を目指す美食の世界が広がっている。

 

STIXアジアンフードホール
所在地:ワイキキショッピングプラザ地下1階(DFSすぐ隣)
ウェブサイト:https://stixasia.com/
 

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