マキシ・ハワイアン・ジュエリー 創業者/ジュエリーデザイナー
ハワード・ミャオさん

1973年中国本土で生まれ、11歳の時に家族とともにハワイへ移住。高校卒業後、ハワイアンジュエリーの卸売・小売会社でデザインの知識を身につけ、熟練の彫り職人からデザインと彫りの技術を学ぶ。1996年、「Maxi」設立。1999年にワイキキに初の旗艦店「Maxi」 をオープン。「すべて手彫り」という彼のポリシーは瞬く間に話題となり、人気店となる。 2015年に現在のワイキキショッピングプラザに移転。2026年に30周年を迎える。
僕の作ったジュエリーは世界で唯一無二。
それを理解してくれるお客様は宝物です。
思えば、あっという間の30年でした。僕にはジュエリーしかない、本物は必ずお客様に届く、その想いだけで突っ走ってきました。ワイキキでジュエリーひと筋、この腕一本でやってきた30年は、自分でも誇ってもいいかなと思っています。
11歳でハワイに移住して、英語もろくに話せないところからのスタート。でも、すぐにハワイの豊かな自然、そして目にする物の美しさに魅了されました。それを造形美に昇華させたのが、ハワイアンジュエリーです。初めて見た時はこんな美しいものがあるのかと、一瞬で魅了されました。
18歳からハワイアンジュエリーの卸売会社に入り、そこでジュエリーの基礎を学びました。同時に、職人やデザイナーの仕事をじっくり観察してどのようにハワイアンジュエリーができてゆくのかを理解しました。熟練職人に弟子入りさせてもらい修業を開始。テクニックをじっくり教えてもらいましたが、実は自分の中には実現したいデザインのイメージがすでにあったんです。やっぱりハワイの自然の美しさにインスパイアされた部分が多いです。あとはそれを具現化する技術を学べば良かった。
5年ほどして独立し、ジュエリー工房の「Maxi」を設立。最初は路面店ではなくビルの2階で一日中、彫金をしていました。そのうち良い物件が見つかって、ワイキキに路面店をオープン。お客様と実際に接しながらデザインを提供できるのは、とても刺激的で楽しい時間でした。この頃に学びました。「デザインはお客様のものだ」と。最初は自分のやりたいデザインのジュエリーを作っていました。でもお客様の想いや記憶を反映させるほうが大切で、そしてやっぱりハワイ感を求めていますから、それを取り入れるのも大事。
ジュエリー単体で美しいものを作るのなら、誰でもできると思います。でも、たとえば「ホヌ(亀)」をモチーフにしたジュエリーをデザインする時に、身に付けたところをしっかりイメージしてデザインするのがMaxiです。身に付けた時に美しく映えるかどうか、それは素材にも左右されますから、細かく計算してデザインします。
ジュエリーは資産ですから、一生の持ち物になります。だから、売って終わりという45ことはない。うちのお客様のほとんどはリピーターです。お店に立ち寄ってもらえば、ジュエリーの様子を見て、磨き直しや修理をします。ほとんどの場合は無料です。多くのお客様が前にブレスレットを買ったからペンダントを買おうとか、次の商品を購入していってくれます。そんな形でMaxiのジュエリーがお客様の身の回りに増えていってくれるのが、嬉しいです。
自分のジュエリーを理解してくれて購入していただけるお客様は神様ですよ。そのお客様に喜んでもらえるのが楽しい。うちは、フリーオーダーでも2日以内には手作りで完成させます。オーダーした商品を取りに来て、箱を開けたときに「わあ」と顔が輝かなければ、僕の負け。想像以上の出来だと喜んでもらえる、彫りの技術とデザインの美しさがMaxiの魅力です。
何があっても、お客様のためにじっくりと手彫りするという工程はやめません。すべて手彫りというのがMaxiの伝統。これからも、Maxiのスタイルを守って、お客様に喜んでいただきたい。これが僕の全てです。
MAXI Hawaiian Jewelry マキシハワイアンジュエリー
所在地: 2250 Kalākaua Ave #113, Honolulu, HI 96815(ワイキキ ショッピング プラザ1階)
HP: https://www.maxihawaii.com/
所在地: 2250 Kalākaua Ave #113, Honolulu, HI 96815(ワイキキ ショッピング プラザ1階)
HP: https://www.maxihawaii.com/


