夢の「ハワイ不動産オーナー」。実際に、ハワイ不動産を購入している日本人はどのくらいいるのでしょうか?
ハワイ不動産・外国人バイヤーランキングトップ3(2017)
ハワイの大手エスクロー(不動産売買の手続きを中立の立場で管理する会社)「タイトルギャランティ」の発表によると、2017年のハワイ不動産を購入した外国人バイヤーを国別にみてみます。
1位 日本 | 購入件数 438件 | 購入総額 $578ミリオン |
2位 カナダ | 購入件数 139件 | 購入総額 $140ミリオン |
3位 中国 |
購入件数 30件 |
購入総額 $40ミリオン |
日本人は2位のカナダを大きく引き離して、2017年もダントツのトップとなりました。
平均価格・中間価格
単純に日本人の総購入金額を物件数で割ってみると、1件当たりの金額は約$1.3ミリオン、日本円にして1.4億円近くなります。ただしこれは、$3ミリオン~$20ミリオン(3億円~20億円)もするような1件での豪邸もすべて含んでの数字。
実際の、ハワイで売買されている不動産の中間価格(全取引の物件の価格を最低額から最高額まで並べ、その真ん中にある価格を指すもの)を見てみると、一軒家の中間価格が約$75万ドル、コンドミニアムが約$40万ドル、となっています。
ハワイの不動産エージェントに話を伺うと、一般的に、総資産の約20%程度ほどをハワイ不動産の購入資金にあてる、という方が多いようです。
例えば、オアフ島のコンドミニアムの中間価格である$40万ドルの物件を購入しようと思った場合、大体の保有資産は約2ミリオン、2.2億円、というところでしょうか?一軒家の場合には、保有資産は$3.75ミリオン、4億強になりますね。
日本人バイヤーの場合、それ以上の方も多いはず。いずれにしても、ハワイ不動産業界の中で、外国人バイヤーとして日本人がぶっちぎりの存在感を示している事実、おわかりいただけましたでしょうか?
次は「海外不動産投資先としてのハワイ」について考えてみます。