日本国内だけ、円資産のみで資産を持つことへの不安が高まる中、海外不動産投資、外貨資産への興味は高まりを見せています。不動産投資という観点から見た時、ハワイという市場は、どのような特徴があるのでしょうか?
海外不動産投資としてのハワイ不動産の特徴とは
上がり続けるハワイの不動産価格
1987年1月からの中間価格表を見ると、1987年~2017年までの間、年平均4.91%、コンドミニアムでも平均4.7%ずつ上昇しています。2008年のサブプライムローンで全米主要都市の不動産価格が暴落、平均で34%下落した際にも、ハワイでは7%の下落にとどまったと言われています。このように、常に底堅いマーケットと言えます。
売買、ともにスピードが速い
ハワイの不動産売り物件の不足は恒常的なもの。2019年12月、売却にかかった平均日数は市場に出てから売却まで、コンドミニアムで平均30日、戸建だと19日という早さです。常に住宅を探す地元住民と、余剰資金で別荘地を探すようなキャッシュバイヤーがマーケットを狙っている状態です。人気物件への購入競争はシビアで、一日を争うような競り合いが、一般的なコンドミニアムから、億を超える高級物件でも起きている状態です。逆に言えば、資産として保有していても、比較的短期に売却できる流動性の高いマーケットと言えるでしょう。
安定した利回り
もしも高い利回りだけを求めるのであれば、日本での不動産のほうが利回りがよい物件は多いと思います。しかし、日本の災害の多さ、中古価値の下落幅の大きさ、また人口減少などのリスクも内包します。ハワイでは、バケーションレンタル人気の高まり、恒常的な賃貸物件の不足現状などの理由から、短期・長期賃貸、どちらの場合でも、空室率が低く抑えられる要素が揃っています。ハワイ不動産は、円資産以外を持つ場合の分散投資先として、安定した利回りを期待できるといえるでしょう。
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ホテル代の高騰
世界的なハワイ人気の高まりで、オアフ島のホテルの部屋は常に供給不足で逼迫し、以前は手頃な価格帯だったホテルもリノベーションを機にグレードアップを図るなど、ハワイのホテルの宿泊費全体が高騰をみせています。年数回ハワイに来るほどハワイ好きで、一回のハワイ旅行で高級ホテルに何十万円も払っている方は、ハワイ不動産を購入することを視野に入れてみることをお勧めします。
オーナーであることの満足感・安心が大きい
「ハワイに住むネット」読者の方には、複数の不動産を所有している方も多いと思いますが、「ハワイにコンドミニアムを持ってるんだ」と言った時の人々の羨望のまなざしは別格ではないでしょうか?(笑)。また日本の災害時などに「ハワイの家に行ける」という避難場所・セーフハウスを確保していることの安心感は、お金には代えがたい価値と言えるでしょう。
次は「ハワイで住みたい街5つの共通点」としてハワイ・オアフ島内の人気エリアの詳細ガイドをお届けします。