ANA 世界最大「A380」機体を徹底研究シリーズVol.3として、今日は、ハワイ便初「ファーストクラス」と新コンセプトペアシート導入「ビジネスクラス」について詳しくご紹介する。
2019年7月から緑色の「FLYING HONU」も導入され、2機体制に
7月1日から緑色の「FLYING HONU」も導入され、ホノルルー成田間が2機・週10便体制となった全日空 (ANA)の「エアバスA380」。世界初、総2階建の客室スペースを持ち、座席数は520とかつての“ジャンボ”を抜いて世界最大だ。ウミガメのペイントはすでにお馴染みになり、ホノルルの街には同じペイントの電気バス 「ANAエクスプレスバス」も走っている。 今回は、ANAハワイ便初となる「ファーストクラス」と「ビジネスクラス」をじっくりと紹介したい。この上級クラスは、機体の2階部分に用意される。ファーストクラスは8席、ビジネスクラスは56席だ。2階席はエンジンから離 れた場所にあり、まず静寂性が保証される。ダニエル・K・イノウエ空港に新たにオープンした「ANA LOUNGE」「ANA SUITE LOUNGE」 からダイレクトに2階席に搭乗できる仕組みになっている。ハワイ便で初となる「ファーストクラス」
8席しかない「半個室シート」はプライベート空間
まずはファーストクラスから。「半個室シート」と呼ばれる座席は、スライド式のドアがあり、閉めると完全プライベート空間が生まれる。半個室スタイルは国内航空会社では初めての試みだ。32型の大型モニターを備える。ファーストクラスはローシーズンなら往復 35万円から。8席しかない極上空間の奪い合いが起きそうだ。
アメニティは スーツケースの有名ブランド「グローブ・トロッター」とのコラボアイテムを揃える。
ホノルル発の洋食チョイス時の機内食は、高級ホテル「フォーシーズンズリゾート」のレストラン「Noe」が提供。イタリアンとハワイアンの融合がテーマだ。
新コンセプト導入の「ビジネスクラス」
広々フラットシートは快適な寝心地。 注目のペアシートは7組分
ビジネスクラスのシートは、全席通路とのアクセスを確保。フルフラットになるだけでなく、2席並びの「ペアシート」が新コンセプトのシートとして導入された。 2席の間の仕切りを下ろすとカップル席に。ハネムーンなどで人気が出そうだ。
機内食はハワイアンメニューを生かした構成で、ビジネスクラスで人気のワインセレクションも健在だ。
ダニエル・K・イノウエ空港に新設された 「ANA LOUNGE」「ANA SUITE LOUNGE」 は、同空港最大の広さを誇る。個人、グループ、 ファミリーなど幅広い利用者を想定した施設、 空間を確保。食事メニューも豊富だ。
次のハワイ便、A380のすごさを、体感してみてほしい。
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