長年にわたって、ワイキキにおけるホームレスの問題は、住民また観光業界の頭を悩ませてきた。ワイキキでは、大きな荷物を抱えビーチ沿いのベンチなどの占拠するホームレスが、飲酒や叫び声をあげるなどの迷惑行為などが頻繁にみられる。また先週はテキサス州からの観光客がホームレスに殴られる事件も起きるなど深刻さを増している。
このハワイ観光業の中心地であるワイキキのホームレス問題を解決すべく、観光業界と州が協力してワイキキスマートと呼ばれる取り組みを共同で開始する。活動財源としては、ハワイのホテル・宿泊施設組合、ハワイ州政府観光局などが$100,000のファンドを寄付し、またそれにハワイ州も同等額を助成する。
具体的には、ワイキキビーチ沿いにあるセントアウグスティーン協会において、毎週木曜の4-7時、ホームレス向けに食事やシャワーの提供を行い、ホームレス用のシェルター施設への移動や医療サービスなど必要なケアを行う予定。
また週3回以上、夜間に見回りスタッフを派遣し、ホームレスに対して直接働きかけるなどの段階的な取り組みを計画しているという。
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