名古屋のリストランテ「ロステンマ」や「サルバトーレ・クオモ」でイタリアン一筋に腕を磨いた濱本大輔エグゼクティブシェフの一皿は目にもあざやか。
自らマウイ島やハワイ島に出向いて選んだ農家から届くローカルの素材が、皿のうえにアートのように盛りつけられている。おいしく見た目も美しい。カップリングとなるワインはソムリエの田崎信也氏がすべての皿を食し、それに最も合うワインを選んだもの。
ハワイ島コナ産のアワビとモロカイ島の甘エビを使ったCrostacei di Mareには900グレープス・ソーヴィニヨン・ブラン(白)。
イカ墨を練り込んだ自家製生パスタChitarra alla Pescatora にはドッグポイント・ピノ・ノワール(赤)。
セレクションは環太平洋を意識していずれもニュージーランド産。900グレープスは少しスパイシーなソースにマッチし、ドックポイントは本田氏自身もニュージーランド、マールボロのワイナリーに出向くほど愛好するワインのひとつ。
ハワイの食材にはニュージーランドワインがよく合う。ワインと食材、どちらも島という似かよった環境で育ったものどうし。互いの美味を高め合うのだろう。
5000 Kahala Ave.(ザ・カハラホテル&リゾート内)
808)380-4400
ランチ/11:30 ~ 14:30、
ディナー/17:00 ~ 22:30
無休
セルフパーキング、バレーパーキング有。
※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.15の記事を元に作成しています。