【2021年12月&年間振り返り】ハワイ不動産レポート:ついにコンドミニアムの人気が戸建住宅を逆転!ここ数年快進撃が続いていた戸建住宅の売上は驚きの前年同月比10%減

【2021年12月&年間振り返り】ハワイ不動産レポート:ついにコンドミニアムの人気が戸建住宅を逆転!ここ数年快進撃が続いていた戸建住宅の売上は驚きの前年同月比10%減

更新日 2022.01.11

ホノルルリアルター協会より2021年12月のハワイ・オアフ島の住宅市場レポートが発表された。

新型コロナによるパンデミック以降、快進撃が続いていた戸建住宅の売上は10%減で物件数不足から人気はコンドミニアムにシフトし、コンド売り上げは前年比で15.4%増。

戸建住宅の中間価格は11月から下がることなく$1,050,000ドルをキープ。コンドミニアムの中間価格は昨年よりは上昇したものの、先月よりは落として$485,000ドルであった。

ハワイ

 

ホノルルリアルター協会による2021年12月のマーケットレポート 

12月はホリデーシーズンで例年スローになる月であり、一概にハワイ不動産が減速傾向にあるとは言い難い。が、戸建て住宅の物件不足は恒常的なものであり、戸建てからコンドへという流れは続くとみられる。

中間価格に関しては、戸建住宅は先月に引き続き$1,050,000と1ミリオンドル越え。コンドミニアムの中間価格は昨年同月よりは上昇したものの、先月よりは落として$485,000ドルで終了。

一方で平均価格は戸建・コンドミニアム共に先月よりも上昇した。

  • 戸建住宅の販売数は378軒、前年同月比で10%減
    中間価格は前年同月比20.7%増で$1,050,000
    平均価格は前年同月比17.1%増で$1,303,481
    売出期間は先月に引き続き11日間
  • コンドミニアムの販売数は593軒、前年同月比で15.4%増加
    中間価格は前年同月比6.6%増で$485,000
    平均価格は前年同月比19.9%で$604,749
    売出期間は先月より4日間伸び13日間
 

戸建住宅マーケット詳細

販売数が前年同月比で10%減となった12月の戸建住宅マーケット。ここまでずっと前年同月比で上昇傾向を見せてきた各月の戸建市場を考えると、10%の大幅ダウンは驚きの結果。併せてエスクロー数も減少している。

しかし中間価格と平均価格は引き続き上昇中であるため、物件さえあれば戸建てはまだまだ強気・高値で売れる状態と見るべきだろう。

12月に売れた戸建て価格帯のリストは下の通り。

価格帯 軒数
90万ドル台 61軒
80万ドル台 43軒
1ミリオン-1.1ミリオンドル 40軒

70万ドル台

30軒
1.1ミリオン-1.2ミリオンドル 28軒

なお、2ミリオンドル台の価格帯では22軒が、3ミリオンドル以上の価格帯では17軒が取引されており、高額価格帯の取引の堅調さが中間価格と平均価格は引き上げている要因となっている。競争はまだまだ激しく、販売数の半数以上が当初の提示価格よりも高い価格を買い手から受け取っている。

 

コンドミニアムマーケット詳細

コンドミニアム市場は戸建てからのシフトを受け、先月に引き続き堅調。エスクロー数も増えており、また新規リスティング(売り出し)物件も増加している。

一方で、リスティングされてから売れるまでの期間は先月の9日間から12日間へと伸びている。パンデミックにより加熱しすぎたマーケットから、多少健全なマーケットに戻りつつあるということかもしれない。

売れた価格帯のリストは下の通り。

価格帯 軒数
40万ドル台 122軒
30万ドル台 87軒
50万ドル台 75軒

20万ドル台

68軒
60万ドル台 64軒

なお、1ミリオンドル台の価格帯では34軒が、2ミリオンドル以上の価格帯では12軒が取引されており、高額価格帯も好調である。

 

2021年ハワイ不動産・年間振り返り

ホノルルリアルター協会より出された一年を振り返るレポートによると、2021年のハワイ不動産の動向を簡単にまとめると「買い手市場の一年であった」ということ。

オアフ島の総売上高は2020年から前年比で37.3%増と大きく伸びた一年となった。戸建住宅の売上は昨年比で17.9%増、コンドミニアムの売上は昨年比で驚きの53.1%増という結果であった。

戸建住宅に関していうと、2021年で特筆すべきニュースはやはり中間価格が2021年8月に市場初の1ミリオンドルを超えをマークしたこと。一年を通しての中間価格は99万ドルとなっており、2020年の年間中間価格であった83万ドルと比較すると、どれだけ戸建住宅の価格が上がっているかが分かる。
なお、戸建住宅の60.8%がリスティング価格より高くで取引された。取引された戸建住宅のうち40%近くが70万ドル〜1ミリオンドル以下の価格帯だったが、平均価格の引き上げに貢献した1ミリオン以上の高価格帯が増加しており、1〜1.5ミリオンドル台が昨年比で84.5%増、1.5〜2ミリオンドルは同95.6%増、2ミリオンドル以上は昨年比で145.5%増と、価格が上がるにつれ伸び率も上がった。

一方のコンドミニアムに関しては、年間中間価格は475,000ドルで、2020年から9.2%上昇した。
なお、年間を最も売れた価格帯は$40万ドル台であり売上の18.4%を占めた。戸建住宅と同じく、平均価格上昇を牽引する高額価格帯の物件取引がこちらも大きく増加。60万〜1ミリオンドルの価格帯のコンドミニアムの売上は昨年比で114.6%増、1ミリオンドル以上物件の売上は昨年比で162%も増加した。

 

快進撃を見せた2021年のハワイ不動産。2022年はどのような様相のものになるのだろうか。まだまだ目が離せない。

 

2021年11月の不動産レポートはこちらから>>

2021年10月の不動産レポートはこちらから>>

 

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