【2022年1月】ハワイ不動産レポート:年明早々から高い需要に牽引されるオアフ島の不動産、コンドミニアムの中間価格が過去最高に!

【2022年1月】ハワイ不動産レポート:年明早々から高い需要に牽引されるオアフ島の不動産、コンドミニアムの中間価格が過去最高に!

更新日 2022.02.18

2022年1月のハワイ不動産は、戸建住宅、コンドミニアムともに売上が増え、全体で昨年同月比で28.6%増となり、幸先の良い新年のスタートとなった。

特筆すべきは、コンドミニアムのセールスが絶好調であること。セールスは昨年同月比で40.8%増加、中間価格は$510.000で過去最高となった。

ハワイ 不動産 レポート

 

ホノルルリアルター協会による2022年1月のマーケットレポート 

ホノルルリアルター協会より発表された2022年1月のハワイ・オアフ島の住宅市場レポートによると、新しい年の行方を占う1月のハワイ不動産の商況は上々。戸建住宅・コンドミニアムともに前年同月比で売り上げは上昇した。

昨年までは戸建住宅が需要の高まりとともに止まるところのない右肩上がりの快進撃を見せていたが、2022年1月は戸建住宅とコンドミニアムの立場が逆転し、コンドミニアムのセールスが前年同月比で40.8%増と急伸。中間価格も8月に記録した過去最高価格を更新し、前年同月比12.8%増で$510,000となった。

  • 戸建住宅の販売数は326軒、前年同月比で12%増加
    中間価格は前年同月比18.9%増で$1,050,000
    平均価格は前年同月比21.6%増で$1,277,309

    売出期間は先月より1日遅くなり12日間
  • コンドミニアムの販売数は552軒、前年同月比で40.8%増加
    中間価格は前年同月比12.8%増で$510,000
    平均価格は前年同月比25.7%増で$623,928

    売出期間は先月より1日遅くなり14日間
 

戸建住宅マーケット詳細

例年販売が落ち込む1月だが、2022年1月の戸建住宅の販売数は326軒となり前年同月比で12%増加した。ロックダウン解除以降、快進撃を続けてきた戸建住宅市場だが、2021年6月をピークに販売数は減少する傾向にある。

販売された住宅のうち7割以上が900,000ドル以上の価格帯であり、反対に900,000ドル未満の価格帯の住宅の売り上げは前年度から34%減少した。このことは全体的に価格が上昇していることを示していると同時に、高額価格帯の物件がよく販売されたことを示している。そのため、戸建住宅の中間価格はここ数ヶ月続く$1,050,000を維持した。

一方で競争は続いており、販売された戸建住宅のうち61%が当初の提示価格を上回って販売された。これは昨年同月比で24.5%増に当たる。

価格帯 軒数
90万ドル台 46軒
70万ドル台 41軒
80万ドル台 37軒
1.2ミリオン-1.3ミリオンドル 28軒
1ミリオン-1.1ミリオンドル、1.3ミリオン-1.4ミリオンドル 26軒

なお、2ミリオンドル台の価格帯では15軒が、3ミリオンドル以上の価格帯では10軒が取引されており、高額価格帯の取引は依然堅調である。

 

コンドミニアムマーケット詳細

一方のコンドミニアムのセールスは好調。戸建住宅と同様に例年1月は販売が落ち込む時期だが、販売数は552軒で昨年同月比で40.8%増と急増した。

セールスは全ての価格帯で増加したが、特に70万ドル以上の高額価格帯のコンドミニアム物件に人気が集まり、前年比で3倍の売り上げとなった。このことが中間価格が$510.000で過去最高を記録したことに繋がった。

コンドミニアム市場でも競争は激しくなってきており、販売されたコンドミニアム物件のうち39%が当初の提示価格を上回って販売された。

価格帯 軒数
40万ドル台 98軒
50万ドル台 92軒
30万ドル台 86軒

20万ドル台、70万ドル台

56軒
60万ドル台 48軒

なお、1ミリオンドル台の価格帯では45軒が、2ミリオンドル以上の価格帯では10軒が取引されており、高額価格帯も好調である。

 

在庫の減少と金利の上昇によりハワイ不動産の快進撃は鈍化するのか?

ホノルルリアルター協会会長のチャド・タケスエ氏は、
「2022年1月の売り上げは昨年同月を上まわっていますが、金利も上昇しているため、今年は昨年のような活況な市場が続くとは限りません」と述べている。

実際に2022年1月に販売された不動産のうち、リスティング(売り出し)されてから販売されるまでの期間は、戸建住宅が12日間、コンドミニアムは14日間となっており、昨年11月の状況と比べるとすでに鈍化傾向にある。

一方で、戸建住宅のリスティングは昨年比で12.3%減少。また1月にリスティングされた物件のうち58%が月末までにエスクローまたは売却された。

タケスエ氏は、「不動産の在庫が少なく、記録的な低金利で、かつ強い住宅需要が続く限り、激しい競争は続き、リスティングされた物件は早いペースで市場から無くなるでしょう」とし、2022年のハワイ不動産を昨年同様競争の厳しい一年になると見通した。

 

2021年12月の不動産レポートはこちらから>>

 

2021年11月の不動産レポートはこちらから>>

 

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