ハワイの葬儀事情、手続きと葬儀、お墓に関する基本的な知識

ハワイの葬儀事情、手続きと葬儀、お墓に関する基本的な知識

更新日 2018.09.27

ハワイで死亡した場合の手続きと葬儀、お墓選びの基本的な知識、ならびにハワイでお葬式に出席する際のマナーを説明します。

ハワイで葬儀をする

ハワイに一生暮らすことを決めたら、考えなければならないのが死亡時の葬儀についてです。生前から葬儀会社と葬儀の計画を立てて契約し、準備をしておくことも可能で、その場合は州政府により本人の遺志として扱われます。葬儀会社へは毎月支払いをすることもでき、また現時点の料金で支払える利点もあります。

死亡後の手続き 

医師による死亡確認が行われた後は、まず葬儀会社に連絡します。葬儀会社からハワイ州保健局(Department of Health)に死亡証明書(Certificate of Death)の手配を行い、時期により約3週間~1か月後には、遺族が死亡証明書を取得することが可能となります。 

死亡者が日本国籍を所有していた場合、家族など代理人が、在ホノルル日本国総領事館で死亡証明書と、日本の死亡届など必要書類を提出し、戸籍に死亡した旨を記帳してもらう必要があります。

遺体の処理と埋葬方法 

遺体には、お清めや冷蔵保存、化粧、防腐加工、着付け等の処理を行うことも可能ですが通常葬儀とは別料金です。また、遺体の埋葬方法には土葬、火葬、散骨葬があります。ハワイには海を愛する人が多く、火葬後、海に遺灰を撒く海洋散骨葬を希望する人が多いのも特徴です。

ハワイから日本に遺体を送る場合も、葬儀会社に一任することが可能です。日本に遺体を送る場合、ハワイ州の死亡証明書が必要となるため、発行を急ぐ場合は、葬儀会社に相談してください。その場合でも、遺体を送るまでに1週間~1週間半かかります。

遺灰のみ日本へ運ぶ場合

手荷物として飛行機に持ち込むことが可能ですが、一定の書類が必要です。遺灰を日本に運ぶ際には以下の書類が必要となります。詳細は葬儀会社にお問い合わせください。

  • 1)ハワイ州保健局発行の死亡証明書(Certificate of Death)
  • 2)火葬証明書(Cremation Certificate)
  • 3)通行許可証(Transit Permit)

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ハワイでのお墓選びと費用 

ハワイでの墓地の購入について

ハワイでは、生前から自分の希望に沿った墓地を購入して用意しておく人も少なくありません。墓地の準備等は、葬儀会社が書類手続き代行から葬式の手配、墓地や日本式のお墓の購入まですべてをサポートしてくれる場合もあります。ハワイのお墓は通常永代使用が可能で、永代管理費用が墓地の価格に含まれていることも多く、購入後の管理は不要な場合もあります。またハワイ在住者以外の日本人の葬儀やお墓購入もサポートしてもらえます。お墓用の土地の価格は霊園の場所や景観、位置などの条件により値段は様々です。お墓のスタイルは、通常どのような宗教・宗派でも希望に合わせてくれますので、故人が生前に指定していなかった場合、まずは葬儀会社に相談することをお薦めします。 

ハワイのお葬式に出席する 

ハワイにはさまざまな人種と民族の人々が住んでおり、宗教や信条もまちまちです。したがって故人の遺書や遺族の意向、宗教などにより、葬儀のスタイルも変わる場合が多くなります。ハワイの葬儀ではフラを踊ったり、パーティーのような雰囲気になったりする場合もあるため、TPOに合わせて対応しましょう。

日本人が日本式の葬儀を執り行う場合、喪主・遺族から特別な指定がない限り、日本式葬儀のルールに従いましょう。日本人や日系人の通夜・葬儀に参列する場合は、しきたりに従い香典を持参したほうが良いでしょう。日本人の場合は、日本の香典袋に入れて贈ることが無難です。

日系を含む米国人の場合は、市販のお悔やみ用カードに小切手や現金を同封しても大丈夫です。 

葬儀費用については、参列者の数や会場、棺桶の種類、参列者に振舞う料理、埋葬法などにより差が出てくるので、葬儀会社と相談し、予算に合わせた規模で行いましょう。

【情報提供・監修】 細井葬儀所
Hosoi Garden Mortuary, Inc.
住所:30 N. Kukui St., Honolulu, HI 96817
電話:(808)538-3877

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