ハワイ州、CBD関連商品の広がりに懸念を表明

ハワイ州、CBD関連商品の広がりに懸念を表明

更新日 2019.09.13

アメリカでは各州によって、大麻使用に関する法律が異なるが、ハワイ州は娯楽目的の利用はもとより、医療用大麻の利用についても厳しい規制がある州である。そのような中で、爆発的に利用が広まっているのが、一般のスーパーやコンビニ、化粧品店などでも手軽に買えるCBD製品である。これは大麻由来であるがその中から麻薬成分であるTHC成分を排除し、不安の解消や、リラックス、筋肉の痛みなどに効能があるとされるCBD成分のみを抽出したもので、ローションやオイル、食品、サプリなど様々な製品になり、人気を得ている。しかしこの小売り商品を管理する規制はない。

ハワイ州健康局は、この広がりに懸念を表明。本来、法律で禁止している大麻の派生商品であるCBD成分がグミなど子供向けの商品にまで含有されていること、一部のCBD商品が危険なレベルの含有量であることなどから、テストされていないCBD製品には潜在的な健康上のリスクがあり、安全とは見なされないことを一般および小売業者に警告し、一部の小売業者へは警告レターも送付された。ただし、実質的な規制については、健康局の人員リソース不足などから次の具体的ステップは未定となっている。



 

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